11月28日これからの上昇に期待注目銘柄
11月相場は個別材料への反応が一段と際立ち、決算や業績改善期待を背景に株価が急伸する銘柄がある一方、需給や収益懸念で軟調に推移するケースも目立っています。本日は市場で注目を集めた5銘柄を紹介します。
コロンビア・ワークス(146A)
新興の不動産開発会社で東証スタンダード上場のコロンビア・ワークスが買われて3日続伸。午前11時21分時点では前日より155円(+4.9%)高い3,335円で取引されており、個人投資家を中心に買い需要が広がっています。都市型小規模開発案件への期待が強く、事業成長ストーリーが評価されているとの声も出ています。
ダイドーグループホールディングス(2590)
大手飲料メーカーのダイドーGHDが買い先行で反発。午前10時08分時点では前日比72円(+2.9%)高の2,558円で売買されています。飲料販売の回復見通しやコスト削減効果への期待が引き続き支援材料となり、底堅い値動きが確認されています。
Hmcomm(265A)
AIを活用した音声認識ソリューションを展開するHmcommが反発。午前10時01分現在、前日比42円(+4.0%)高の1,093円で推移しています。AI関連テーマとして物色人気が継続しており、企業向け自動化需要の拡大への思惑が買いを後押ししているようです。
中越パルプ工業(3877)
富山県に本社を置く中堅製紙メーカーの中越パルプ工業が買い先行で大幅続伸。2018年1月以来約7年10カ月ぶりの高値を更新し、午前9時52分現在では前日より258円(+14.3%)高の2,063円で推移しています。紙製品の需要回復や輸出採算改善への期待が追い風となり、機関投資家の買い戻しも入っているとの観測が出ています。
中部電力(9502)
電力販売量で国内3位の中部電力が売り優勢で軟調。午前9時37分時点では前日より16円(-0.7%)安の2,427円で売買されています。原燃料コストの先行き不透明感や需給調整による収益影響への懸念が重荷となり、利益確定売りが優勢となっています。
決算シーズン終盤を迎え、企業ごとの収益力の差がより明確になり、株価反応の明暗を分けています。好材料銘柄は積極的な買い戻しを集める一方、成長期待が鈍化した企業には厳しい評価が下される典型的な個別相場が続いています。ファンダメンタルズを精査し、テーマ性と業績の両面から銘柄選別が求められる局面と言えそうです。
※本記事は最新の市場情報をもとにした個人の見解であり、投資判断は自己責任で行ってください。





